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「スズキ アルト」個性的なスタイルと価格で人気。その使い勝手から走りまで

「スズキ アルト」個性的なスタイルと価格で人気。その使い勝手から走りまで
「スズキ アルト」個性的なスタイルと価格で人気。その使い勝手から走りまで

発売以来37年、累計販売台数500万台を誇るスズキアルトは軽自動車、いや日本を代表するベーシックカーだ。100万円以下で買える新車としてダイハツミライースとともに日本車のレベルの高さを証明し続けている。アルトをベースにしたアルトワークスの走りは別格だが、アルトの基本性能の高さの裏付けがあるからこそ、とも言えるだろう。

37年間で販売台数500万台を誇る日本のベーシックカー

軽自動車のスタンダードモデルであるスズキアルト。1979年5月の初代モデル登場以来、約37年で国内累計販売台数500万台を突破したロングセラーモデルです。8代目となる現行型アルトは2014年12月に登場。新開発した軽量、高剛性のプラットフォーム、高効率化を実現したパワートレインを搭載し、ガソリン車でNo.1の低燃費性能を実現しています。約37年に渡って支持され続ける軽のスタンダードモデル、アルトの魅力について紹介しましょう。

37年間で販売台数500万台を誇る日本のベーシックカー

現行型アルトはスタンダードモデルに加えて、2015年3月に追加されたアルトターボRS。そして2015年12月に追加されたアルトワークスの3種類を設定しています。現行型のポイントは5つにまとめることができます。1つ目はガソリン車No.1の低燃費性能と軽快な走行性能。2つ目は新開発のプラットフォームの採用で従来モデルより60kgの軽量化の実現したこと。3つ目はシンプルでクリーン、スタイリッシュなデザイン。4番目は快適な室内空間と運転のしやすさ。そして5番目は先進安全技術の搭載です。

軽量化と省エネ技術がもたらす好燃費と走りの良さ

軽量化と省エネ技術がもたらす好燃費と走りの良さ

まず、1番目のガソリン車No.1の低燃費性能と軽快な走行性能ですが、アルトに搭載されているR06A型直列3気筒DOHCエンジンは圧縮比の向上やEGRシステムの採用に加えて、吸排気系を新設計することで、低中速の動力性能を向上させると同時に燃費性能を大幅に向上。高効率・高出力のオルタネーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたエネチャージ搭載車はガソリン車No.1の37.0km/L(JC08モード)という優れた燃費性能を発揮します。

現行型アルトは新開発されたプラットフォームを採用する

現行型アルトは新開発されたプラットフォームを採用すると同時にボディ、エンジン、サスペンション、シートに至るまで徹底的な軽量化を施し、従来モデル比で60kgの軽量化を達成。同時にボディの46%(重量比)に高張力鋼板を採用することで、軽量化と高剛性を両立しています。

シンプルで個性的なデザインは実用性も高い

3番目のシンプルでクリーン、スタイリッシュなデザインですが、過去のクルマからインスピレーションを受けたデザインを取り入れ、全高を低くしたフロントからリアまで流れるようなルーフラインや目力を強く主張するヘッドランプ回りの個性的なデザインを採用し、シンプルながら、美しく品格のあるプロポーションに仕立てています。

インテリアは横基調で広さを強調したインストルメントパネルをはじめ、ライトブルーを基調として、白いパイピングをあしらったシート表皮などデザイン性と機能性を両立させた居心地のよい室内空間を実現しています。

シンプルで個性的なデザインは実用性も高い

4番目の快適な室内空間と運転のしやすさですが、新プラットフォームの採用によって、2460mmのロングホイールベースを実現。その結果、クラストップの2040mmn室内長と900mmの前後乗員間距離を達成。

さらに前席の左右乗員間距離も620mmを確保するなど①

さらに前席の左右乗員間距離も620mmを確保するなど②

さらに前席の左右乗員間距離も620mmを確保するなど③

さらに前席の左右乗員間距離も620mmを確保するなど④

さらに前席の左右乗員間距離も620mmを確保するなど大人4人が窮屈に感じない空間を実現しています。取り回しの良さの指標となる最小回転半径は4.2m(一部4.6m)を実現するなど、狭い場所での取り回しの良さが光ります。

ミニマムながら自動ブレーキなど先進安全装備も

ミニマムながら自動ブレーキなど先進安全装備も

そして最後の先進安全技術の搭載です。アルトはタイヤのスリップや横滑りを抑あるデバイスであるESPを乗用モデル全車に標準装備。加えて、車内に設置したレーザーレーダーによって前方車両を検知し、約5km/h〜30km/hという低速で走行中、衝突の危険性が高まると自動ブレーキを作動し、衝突被害の軽減を行うレーダーブレーキサポートを装備しています。

軽さを活かしたアルトワークスの走りは別物

軽さを活かしたアルトワークスの走りは別物

途中で追加されたターボ車の走りも注目ポイントです。軽量化されたボディを生かして軽自動車トップクラスの走行性能を発揮します。特に5MT車を設定するアルトワークスは専用チューニングが施されたエンジンやサスペンションを採用。

さらにスポーティな走行時に体をしっかりとホールド①

さらにスポーティな走行時に体をしっかりとホールド②

さらにスポーティな走行時に体をしっかりとホールドしてくれるレカロ製フロントシートを採用など、高いパフォーマンスに見合った豪華なパーツを装着する特別なアルトです。

スタンダードなアルトの走りは軽量なボディを活かした軽快さが特徴。ターボRSやワークスは高出力なターボエンジンと専用チューニングが施されたサスペンションやブレーキなどによって、高い走行安定性と旋回性能を実現しています。高出力なターボエンジンを搭載しているものの、燃費も良好です。

5AGSのトランスミッションを搭載した

5AGSのトランスミッションを搭載したターボRSは高速道路の走行で大阪まで行ける高い燃費性能を発揮します。スポーティなモデルながらサスペンションが良く動いて仕事をしてくれるため、乗り心地も決して悪くありません。

新車価格はアルトが84万7800円〜126万6840円。アルトターボRSは129万3840円〜143万7480円。そしてアルトワークスは150万9840円〜163万9440円となっています。オススメのモデルは街乗り中心ならば、ベーシックなアルトのSグレードでレーダーブレーキサポート付きの102万3840円。キビキビとした走りを求めるのならば、ターボRSの5AGS車129万3840円ならば満足度は高いでしょう。

■スズキアルト価格表(2018年2月現在)

グレード駆動方式JC08モード燃費(km/L)車両本体価格(東京)
FFF(5MT)27.284万7800円
4WD(5MT)25.295万3640円
FF(5AGS)29.684万7800円
4WD(5AGS)27.495万3640円
LFF(CVT)3789万4240円
4WD(CVT)33.2100万80円
SFF(CVT)37100万2240円
4WD(CVT)33.2110万2680円
XFF(CVT)37113万4000円
4WD(CVT)33.2122万9040円
ターボRSFF(5AGS)25.6129万3840円
4WD(5AGS)24.6140万5080円
ワークスFF(5MT)23150万9840円
4WD(5MT)22161万7840円
FF(5AGS)23.6150万9840円
4WD(5AGS)22.6161万7840円

軽自動車の中でも抜群のコスパの良さ

軽自動車の中でも抜群のコスパの良さ

パワフルなターボモデルであっても予算150万円で収まる価格設定で、アルトは軽自動車の中でもコストパフォーマンスの高さはピカイチといえるモデルです。ライバルのダイハツミライースとは異なった方向性のデザインですが、どちらも低価格車とは思えぬ充実した内容を持つ、日本車の実力の高さを証明するクルマです。

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※記事の内容は2018年3月時点の情報で執筆しています。

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